ぽじてぃ部、いよいよ始動!

魔王「タクミーズも入社まで残り2カ月ちょっとだな。」

悪魔「そうですね!タクミーズ研修も1月回まで進み、彼らもだいぶコミュ力がアップしてきましたね!それに毎回の研修をめっちゃ楽しみにしてくれていて、企画・開催するこちらとしても嬉しいですよね!」

魔王「ただ、楽しい研修から楽しい社会人生活にシフトできるように、4月にかけてモチベーションが上り調子になるよう、計画的にこちらでコントロールしてあげる必要がある。そこで、この辺で一度『社会人になるという現実』について考えさせなければならない。今回の研修では、社会人デビューを控え浮足立っている彼らに大きなショックを与え、テンションをどん底まで落としてやろう!」

悪魔「承知いたしました、魔王様!二度と這い上がって来られないよう地の底まで突き落としてやりましょう!研修の最後には、みんな『この世の終わり』みたいな真っ青な表情でブラジルのリオのカーニバルで踊っているでしょうね。うっしっし(笑)」 

 こうして、タクミブラックによるタクミーズ研修1月回が1月27日に開催されました。今回の研修では、”Communication”と”Ready to Work”をテーマに、「採用面接での発問意図」「社会人のイメージ&学生と社会人との違い」「入社手続き」の3つのコンテンツが用意されていました。果たして、魔王と悪魔の思惑どおりブラックタクミーズ誕生なるか、この後をじっくりお読みください。

 さて、テンションデフレ改革の中枢を担う「社会人のイメージ&学生と社会人との違い」では、社会人のイメージについて3人ずつのグループに分かれてグループディスカッションを行ってもらいました。それぞれのグループの様子を覗いてみると、ブルーになっているのを悟られまいとみんな虚勢を張っているのか笑顔でめっちゃ楽しそうに意見交換していました。「強がっていられるのも今のうちだよ…」とタクミブラックはニヤリと不敵な笑みを浮かべていました。その数分後、グループディスカッションを終えいよいよ全体で共有する時間となりました。タクミブラックの2名は、「休みが少ない」、「疲れる」、「大変」、「きつい」、「ストレスがたまる」、「遊ぶ時間がない」、「残業三昧」、「遊ぶ時間がない」、「上限関係が面倒」、「税金が増える」、「この研修もぶっちゃけダルい」などネガティブなイメージが溢れ出てくることを期待していました。

 いざ、タクミーズのイメージしている社会人像を一人一人に聞いてみると、意外にもネガティブなイメージは一つも出てくることなく「お金があるから好きなことができる!」、「身なりや立ち振る舞いがスマートでかっこいい!」、「意外と自由な時間がありそう!」「お金と車があるから行動範囲が広がりそう」「いろんな年齢の人がいて楽しそう」「先輩におごってもらえる」などとポジティブな意見ばかり出てきました。全く予想に反する回答のオンパレードに戸惑いを隠せない我々タクミブラックの表情がどんどん青ざめていき、気づいたらコスチュームもスーツからカーニバルのキワドイ煌びやかな衣装に変化していました。それにしても、このように社会人に対してポジティブなイメージを持つことができているのは、毎月行っている研修の成果でもあるとは思うのですが、一番身近な社会人である保護者や学校の先生の大変な中でも使命感を持って楽しそうに働く背中を見て培われたものだと思います!2024年、我々タクミブラックが加入する「ネガティ部」には新入部員を一人も獲得できそうにありません(笑)

 戦意喪失寸前の我々タクミブラックでしたが、何とか踏みとどまって次の作戦に移りました。今度は、まるでホラー映画のワンシーンを彷彿とさせる雰囲気のもと「学生と社会人の違い」についてレクチャーしました。社会人0年生のタクミーズは、今年の4月に最高のスタートを切るために一生懸命メモを取りながら話を聞いていました。レクチャーも後半に差し掛かると、あまりの恐怖に失禁、失神するタクミーズが続出しました!狙い通りだとニンマリするのも束の間、研修後にタクミーズから振り返りのコメントが寄せられると状況は一変しました。

「学生と社会人では思ってる以上に考え方が異なるということを知りました。学生から社会人にレベルアップできるよう最高の準備を行っていきたい!」

「社会の厳しさを再確認するいい機会となりました。現状維持ではなく日々ステップアップできるように、これからは様々なトレーニングを行っていきたい!」

「社会人になるまでに克服しなきゃならない課題がたくさんあるけど、それだけ自分が成長できるチャンスだと思うので、どれだけ自分が変われるのか面白いチャレンジになりそうでとても楽しみです。

「まずは、次回の研修までに提出物を期限内に余裕を持って提出することにチャレンジしたい。最終回となる次回の研修も楽しみながら、自分の大切な思い出や財産にしたい!」

「社会人になると、知識やスキル、経験値が格段にアップすることで、自分で自由にできることが増えるので、毎日の生活をこれまで以上にワクワクするものに充実させていきたい!」

「回りから『もらう側』だった立場から回りへ『与える側』になるということを自覚して、自分のことだけでなく自分の周りも広く見渡せる視野を持った社会人を目指したい!」

 寄せられたコメントには、このようなポジティブな決意表明が多く書かれていました。どんなに不安なことであっても、怖気づいてしまうのではなく、自分を成長させる絶好の機会だと捉えて身近なところからアクションに移そうとする激熱タクミーズを目の当たりにして、今回はタクミブラックの完敗だと素直に認めざるを得ませんでした。

 今回の対戦結果を踏まえ、人事・経営管理本部で協議した結果、ネガティ部は正式に廃部とし、新たに「ポジティ部」を立ち上げる方向で調整に入りました!ポジティ部の監督として、ブラジルから上司が呼び戻されることになりそうです(笑)