タクミ線1号列車、出発進行!

 先日、大館桂桜高校で会社説明会を行ってきました。今回のイベントでは電源が使えないとのことだったので、いつもの説明資料をフルモデルチェンジして、紙芝居風で30分×3回会社説明を行いました。普段であれば説明会の直前は緊張でガチガチになるのですが、今回はほとんど緊張することなくリラックスした状態で会社説明を行うことができました。というのも今回は私が一方的に説明するのではなく、クイズ形式でタクミを知ってもらう新企画で挑んだため、自分の発話量が50%程に凝縮されて身軽で気楽になって遊べたからなんです。この新企画が完成して以来、自宅や会社でトーク練習をしている段階から「これは間違いなくバスる!」と確信するほど自信満々の出来栄えで、今回、大館桂桜高校の生徒たちをタクミワールドへ誘うべく私が運転士を務め、上司が車掌を務めるタクミ線1号列車がいよいよ出発しました!

 さて、走り出した3両編成タクミ列車の先頭車両には、電気科から8名の生徒が乗り込んで来てくれました!見るからにエネルギーに溢れノリのいい素直なナイスガイ達でタクミクイズは予想以上にかなり盛り上がりました!中でも桂桜高校のOBではない人を当てるクイズでは、不思議なことに特定のOBの顔写真に解答が集中しました。桂桜高校のOBとして認識されなかった大館本社所属のR・I君には、この結果を内緒にしておきます(笑)

 2両目には、電気科と機械科から2名の生徒が乗車してくれました。そのうちの1名は2か月前にインターンシップに参加してくれた生徒で、その際にタクミのファンになってくれたらしく、今回は隣のクラスの友達を連れて来てくれました。インターンシップで一度会社説明を聞いた生徒は全問正解して当然と言わんばかりの強気の姿勢でクイズに挑戦してくれ、その表情は自信と余裕がみなぎっていました。しかし、我々はそうはさせまいと、ひっかけ問題や意地悪問題を仕込んでおいたので、不正解の連発でその生徒は唇を噛みしめながら自分の詰めの甘さを悔いていました。むしろ機械科の友達の方が正解率が高かったような気がします(笑)

 3両目には、電気科と機械科合わせて6名の高校生にご乗車いただきました。このグループにはタクミのTikTokと新CMがとても好評で、特にも鼠先輩が登場する新CMは生徒たちのツボにハマったようで大爆笑していました(笑)「イメージキャラクターのタクミくんが登場するCMの方がよかった」という声が多く聞かれる中、鼠先輩を知らない高校生が面白がってCMを見てくれて、きっと鼠先輩もギロッポンで喜んでいると思います。

 また、今回のイベントはパワポの資料をモニターに投影するのではなく、紙芝居を使うという古いけど新しい手法にチャレンジしました。さらに、その内容も大幅に見直しをかけ一新し、上司の気が狂ったのか入社2年目の私を担当に起用するというので、我々にとってリスキーな冒険というか博打でした。しかし、それだからこそ何としても成功させたい一心で、一から資料を見直して作り込み、寸暇を惜しんでトーク練習を重ねるなど自分にできる最大限の準備をして臨みました。その甲斐あって当日は双方向型の楽しいイベントを高校生らと一緒に作り上げることができました!上司の言うように、「プレゼンは8割が準備段階で決まる」ということが体験的に理解できました。

 これからは、敷かれたレールの上を安全に走るだけではなく、自分で新たなレールを敷いて出会ったことのない高校生や学生を乗せてタクミワールドへと誘うタクミ線を開通させたいと思います。今はまだスピードも出ない鈍行列車で脱線ばかりして不安な思いをさせちゃうけど、いつか上司の運転する高速鉄道のようにスマートに走ることができる日を夢見て、明日から自信をもって枕木を敷いていきます。