新商品の販売決定!

 過ごしやすかった秋もあっという間に過ぎ去り、今年も日本に冬がやってきました。この時期になるとストーブやエアコン、こたつは欠かせませんよね。そこで今回はみなさんに本邦初公開の耳寄りな情報をご用意しました!

 その前に弊社では、超小型木質バイオマス発電システム「VOLTER40」の安定稼働に日本で初めて成功し、大館市にあるバイオ末発電施設(通称タクミーランド)で発電事業を営んでいるということはご存じでしょうか?知らない人のために簡単に紹介しますと、VOLTER40はフィンランド発祥のシステムであり、木質チップを燃料にしてガス化による生成ガスでガスエンジンを稼働します。それにより、電気エネルギーと熱エネルギーの2つをつくることのできる熱電併給(CHP)のシステムとなっております。弊社ではこのVOLTER40を導入するにあたって秋田県に豊富にある秋田杉の間伐材を燃料として使用しています。このようなVOLTER40ですが、木質チップの含水率は15%以下でないと効率よく発電をすることができません。そのため、VOLTER40で作られた熱エネルギーを熱交換器で温風に変えて、木質チップを乾燥させており、その工程の中でバーク(おが屑・樹皮)が副産物として排出されます。かつて弊社では、このバークをもともと産業廃棄物として捨てていましたが、地域資源を地域で余すところなく利活用しようと、今では畜産業者に提供して牛のベッドとして使用してもらったり、粉砕したものを圧縮して薪の代わりになるブリケットやペレットストーブの燃料となるペレットなどの固形燃料に加工したりと研究を重ねています。

 実は、今回この再エネ由来で天然素材100%のブリケットを格安で一般販売することになりました!現在はインターネットで簡単に購入できるようにECサイトの開設準備を行ったり、ブリケットの価格設定をしている段階ですが、あと半月もすれば恐らく販売を開始できると思います。価格設定はいろいろなサイトを参考に検討していますが、たくさんの人に使ってもらい、地域資源の魅力を再発見し、リピートしていただけるように赤字覚悟の価格設定となっていますので、ぜひ一度購入してみてください。

 ブリケットの含水率は約10%で、火力、燃焼時間、熱量ともに安定しています。また、キロ単価を比較すると、一般的な薪の価格に比べて約20%ほど安くなります。さらには、害虫が発生する心配がないため、従来の薪ではなかなか難しかった室内保管が可能だったりと取り扱いやすくなっております。ぜひ天然木の香りに包まれたお部屋で白い季節に少しだけ色どりを加えてみませんか?

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