インターン船

 10月29日(火)~10月31日(木)の3日間に渡ってタクミ電撃インターンシップが開催されました。弊社にはジェットコースター型とメリーゴーランド型の2種類あるのですが、今回は1つの現場でじっくりと作業体験を行うことのできるメリーゴーランド型で実施しました。今回は、OMG校から仲良し3人組が参加してくれました。Oh My Gosh!! 学生によると同級生10名のうち3名がタクミに潜入してきたとのことです。相変わらずタクミ大人気!!(笑)

 そんな学生たちに貴重な体験をさせてあげようと、タクミ号のベテラン船長が率先して舵をとってくれました。まずタクミ号が向かったのは、キュービクルです。キュービクルとは電力会社の変電所から供給される高い電圧の電気を建物で使用できる低い電圧の電気に変圧する設備です。今回はまだ電気が通っていなかったので、特別にキュービクルの中に入らせてもらいました。初めて入るキュービクルに学生たちは大興奮し、中には写真を撮る学生もいました。続いて、タクミ号は屋外照明設置などで活躍する高所作業車の元へ向かいました。高いところが苦手な学生もいましたが、高所作業車に乗る機会は滅多にないということで、足をガクガクと震わせながらも勇気を出して高所作業車に乗車体験していました。最高位まで達した彼らは少々引きつった表情で地上に生還して、再びタクミ号に乗って場内を探検しました。

 1日目は、幹線工事の補助をしました。幹線工事とは、送られてきた電気を工場、ビル、商業施設といった大型建物の電気設備に送る際に大動脈となる配線の工事を行うことをいいます。現場では普段の生活では見ることのない太くて重いケーブルを送ったり、引っ張ったりと「せーの」というタクミクルーの掛け声に合わせて作業をしていました。いつも使わない筋肉をふんだんにいじめられる作業に「絶対筋肉痛になるやつだー!」と嘆きながらも基本ドMな彼らは楽しそうに作業をしていました。

 続いて2日目は、前日の続きの幹線工事を行い、それが終わるとコンセントやスイッチを取り付けるための開口作業を行いました。開口部が大きくなりすぎたり、中のケーブルに傷がついたりしないように慎重かつスピーディーにボード開口を行いました。指示をしなくても仲間が作業しやすいように自発的に手元をライトで照らしてあげたり、タクミクルーからもらったアドバイスを仲間と共有しながら作業することで、作業効率もぐっと上がり、作業はあっという間に終了しました。

 そして3日目は、正面玄関の照明の取り付け工事を行いました。タクミ号から高所作業車に乗り換えて照明位置調整をしてビス止めをしたり、カバーを付けたりと慣れない高さでの作業は難しいかなと心配しましたが、職人の顔つきになってきた彼らはインパクトドライバーを片手に、口にはビスを咥えてかっこよく作業していました。作業が終了すると、寸分の狂いもなく等間隔に設置された照明を下から誇らしげに眺めていました。受電してちゃんと点灯したら写真を送ってあげようと思います。

 今回は一つの現場でじっくりとインターンシップを行い、貴重な作業を体験をすることができたと学生たちは大満足してくれていました。このような充実したインターンシップになったのは、タクミ号の船長をはじめとして、クルー全員が親身になって手厚くサポートしてくれたからです。そして、何よりも学生たちがたくさんのことを学ぼうと主体的な姿勢で楽しみながら参加してくれたからだと思います。タクミ号はOMG港に停泊しているので、今度は電撃ツアーに出かけましょう!

 タクミ号は、これからも最高のクルー「タクミーズ」と共に『ひとつなぎの大秘宝』を探し続けます!